
講義の概要
- 公衆衛生学の教育の目的は、予防医学や包括的保健機構などの概念を学習することである。
- 第4学年の学生に対し、予防医学の基礎となる疫学や、予防医学各論としての産業保健、精神保健、母子保健、乳幼児保健、学校保健、また医療保険制度、公的介護保険制度などの保健医療論を講義する。
- 実習においては、高齢者の福祉と介護の問題や、老人保健を含む地域保健の実状を学ぶために、介護医療計画実習を実施している。これは医学生が、近親者(祖父母、親)を介護しなければならなくなったと想定して、各自地元の地域医療や介護サービスを調べ、介護医療計画(ケアプラン)をたてるという内容のものである。
- この実習では、医学生が、全人的医療における介護の重要性を認識した上で、老人保健だけでなく、地域医療から医療保険、介護保険、年金保険の各制度をも習得することを目的としているが、何より、お年よりやその家族が最大の幸せを得るために何をすべきか、という「医師」の心を考えることも大きな目標である。
- この実習を通して、高齢者を取り巻く医学的問題、社会的環境、心理状況を観察、把握する力を養い、社会医学としての公衆衛生学を習得する。